奄美空港でのパネル展示「若者が伝える奄美大島と生物多様性の魅力」 報告書

目的

奄美大島の豊かな自然や、それらを活かした伝統文化について観光客に向けて発信する事で、奄美大島の自然環境の現状や問題などについて、興味・関心を持ってもらうこと

主な対象

奄美空港利用者・観光客

展示期間

2021年3月20日(土) 〜 4月10日(土)

場所

奄美空港ターミナルビル1階 総合案内所横 観光情報発信コーナー

パネル展示内容

パネル展示では、現地の方へのインタビューなどを元に、奄美大島固有の動植物・伝統文化や世界自然遺産登録に向けた取り組み・奄美大島が抱える課題(海洋ゴミ・外来種・珊瑚の白化など)などを写真を交えながら紹介しました。

奄美大島におけるエコツーリズムの取り組み
写真1  奄美大島におけるエコツーリズムの取り組み
世界自然遺産登録に向けた動き
写真2 世界自然遺産登録に向けた動き
奄美大島の伝統文化
写真3 奄美大島の伝統文化

取材

  • 今回のパネル展示について、新聞社の方から取材を受け、3月22日(月)の朝刊に掲載していただきました。
  • また同日、あまみエフエムで放送されている「ゆぶぃニングアワー」に出演させていただきました。
3人の女性がラジオ出演
写真4 ゆぶぃニングアワーでパーソナリティの方(右側)と

パネル展示や取材などを通じて感じたこと

  • インタビューなどを通して得た知識を文章の中でどのように伝えるかだけでなく、写真や資料のレイアウト、余白のバランスなどの見やすさもとても重要な点だと感じました。
  • 地元の方でも、身近な文化や生活が自然とつながっていることを認識する機会は少ないようで、展示を通して「自然と文化のつながりについて考えさせられました」といった声を聞くことができました。今回の展示が、奄美の自然の重要性や素晴らしさなどを再認識してもらえる良い機会になったと感じています。
  • 奄美大島に来島される方は、新型コロナウイルスの影響などでこのご時世に少なかったかもしれませんが、何よりも企画からの活動が形となったことがとても嬉しいです。

今後の課題

  • 資料・写真の提供や文章の校閲、展示物としての印刷など、たくさんの方にお力をお借りしました。当初考えていたより作業量が多く、私生活との両立がうまくできませんでした。今後の活動では、準備にかかる時間と実際に使える時間を見極めた計画を立てることが重要だと感じました。
  • 観光客はもちろんですが、奄美で生活している方々に生物多様性や環境について考えてもらえるような働きかけを行う必要があると考えています。実際に、現地を訪れた中で今まで見えていなかった新たな課題などにも気付くことができたので、今後はそういった課題に対して、どうすれば地域の方々を巻き込みながら解決していけるのかを考えていきたいと思っています。

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