【概要】2050年カーボンニュートラルに向けた将来世代との意見交換会

概要

  • 会合名:2050年カーボンニュートラルに向けた将来世代との意見交換会
  • 日時:2021年1月15日(金) 17時30分~18時30分
  • 主催:環境省
  • 会場:オンライン
  • 参加団体:Change Our Next Decade(COND)・Climate Youth Japan(CYJ)・Fridays For Future Japan(FFFJ)・Japan Youth Platform for Sustainability(JYPS)・NO YOUTH NO JAPAN(NYNJ)・生物多様性わかものネットワーク
  • CONDからの参加者:矢動丸琴子・小幡成輝・川辺太郎・今野杏紀

2021年1月15日(金)に小泉環境大臣との意見交換会がオンラインにて開催されました。「2050年カーボンニュートラル」について、環境問題等に取り組むユース団体(6団体)が参加し、COND からは、矢動丸琴子・小幡成輝・川辺太郎・今野杏紀が参加しました。

環境省公式 Twitter(@Kankyo_Jpn)より

プログラムと当日の流れ

今回の意見交換会では、前回と違い新型コロナウイルスの感染対策のため、全員がオンラインでの参加となりました。
当日は、小泉大臣が司会を務められ、意見交換会が開催されました。まず、大臣からのご挨拶と若者団体の代表挨拶(FFFJ 酒井さん)がなされ、その後、参加した6団体からそれぞれ3分程度の提言が行われました。各団体からの提言後には、大臣と若者との意見交換会が30分程度行われた後、大臣からの締めのご挨拶で意見交換会は終了いたしました。

  • 17:30~18:00 小泉環境大臣への意見・提言

17時40分から18時までの「2050年カーボンニュートラルに向けての提案と自らの活動についてまた、普及啓発のための具体的アイディア について」の6団体各3分程度の意見・提言の場が設けられました。CONDからは「COND行動変容モデル」の提案と、モデルに付随する具体的な行動として、90個近い具体的なアイディアをまとめた提言書を提出いたしました。3分間の発言は代表の矢動丸が行い、「カーボンニュートラル2050」を達成するにあたり、生物多様性条約の2050ビジョンも同時に達成できるようにすること、今後の普及啓発では無関心層へのアプローチが必要であり、それぞれの人の関心ステージに合わせた働きかけを行っていく必要があること、気候危機の影響による危機感をあおるばかりではなく、「カーボンニュートラル2050」を達成をする事でどれだけ幸せな未来に到達できるのかを示していく必要があること等を述べました。

CONDの意見書全文はこちらから

  • 18:00~18:30 小泉環境大臣との意見交換会

18時から18時30分までの大臣と若者での意見交換会では、若者からの1分程度の質問に対して大臣が返答を行うという形式で行われました。冒頭、環境問題に関心のない人にもその大切さを伝えていくためにはどのようにしたらよいか、といったアイディアを求めているというご発言が大臣からあり、具体的に環境省のアンバサダーの適任者のアイディアを教えてほしいとおっしゃられていました。また、CONDから参加した今野が離島でのマイクログリッド発電に関する内容を述べ、大臣から屋久島の事例についてご教示いただくことができました。最後には大臣から、「マイボトルを使っている人」「シリコンラップを使っている人」等の簡易アンケートが行われました。しかし、限られた時間であったため、発言できない若者も多い意見交換となりました。

まとめ

小泉環境大臣との意見交換会は、昨年6月に続いて2回目の開催でした。菅首相が所信表明でカーボンニュートラルと脱炭素社会を目指すという演説をしたこともあり、日本での動きが活発になり始めた中での開催となりました。意見交換会のテーマは「2050年カーボンニュートラルに向けての提案と団体の活動について」であったため、CONDからはアイディアを多く持参することを軸に意見書の作成を実施いたしました。今回の意見交換のテーマが”カーボンニュートラル”となったのは、国際的な注目や気候危機への対処が急務であることに加え、小泉環境大臣が以前から力を入れていたことも大きな要因の1つとして考えられます。CONDから提示した「COND行動変容モデル」は生物多様性に限らず、様々な分野に応用できる意見・提言となっております。6団体からの意見・提言が少しでも実現または新しい政策への参考になる事を願うとともに、今後もこのような機会が絶えないことが求められます。

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