概要
- 名称: IUCN Global Youth Summit (World Conservation Congress 2020)
- 日時:2021年4月7日・8日 各日19:00〜21:00(日本時間)
- 主催:IUCN
- 会場:zoomを用いたオンライン開催
- 内容:生物多様性条約や気候変動枠組み条約をテーマに、世界各国のユースが環境大臣になりきり交渉プロセスを体験することで、政策提言や交渉に必要な能力を養成することを目的に実施しました。
CONDは協働団体であるWWF中国とともに、IUCN-WCC Global Youth Summitにおいて“A New Deal for Youth and Nature: Model Environment Ministerial Summit ”を2日間にわたり実施しました。
プログラムと当日の流れ
4月7日(水)セッション1日目
1日目は生物多様性をテーマにセッションを実施しました。
まず、参加者に対して生物多様性条約や現在議論が進められている「ポスト2020枠組み」に関してのレクチャーを行いました。
参加者はレクチャーで得た学びを元に実際の交渉でも対立構造が生まれやすい「資源動員(Resource Mobilization)」に焦点を絞り、主催者によって振り分けられた地域別グループ(アジア、アフリカ、東ヨーロッパ、西ヨーロッパ、ラテンアメリカ)の代表者として模擬交渉を行いました。
4月8日(木)セッション2日目
2日目は気候変動をテーマにセッションを実施しました。
まず、参加者に対してパリ協定やNDC(各国が決定するCO2削減への貢献目標)に関してのレクチャーを行いました。
参加者はレクチャーを元に主催者によって割り振られた模擬担当国の資料を分析した上で、今後の方向性などについて述べたステートメント(意見書)を作成し、模擬交渉に臨みました。
いずれのセッションも、国際自然保護連合の堀江正彦理事から開会のご挨拶を賜り、これからの時代を担う若者への力強く勇気づけられるメッセージをいただきました。
当日は、2日間で世界各国から100名以上のユースの参加がありました。参加者からは、生物多様性や気候変動に関して「とても勉強になった」「交渉のプロセスが体験できていい経験になった」という感想をいただきました。
当初、現地開催やハイブリッド開催が検討されていたものの、新型コロナウイルスの影響で完全なオンライン開催となったため、運営面でも準備や当日の進行などで苦労することが多くありました。しかし、不慣れな中でも最後までやり遂げることができ、CONDとしても実り多い経験となりました。
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