【開催報告】生物多様性の日イベント:繋ぐ2026 “わたしの一歩”を見つけよう

2026年5月23日、国際生物多様性の日(5月22日)を記念し、CONDは一般社団法人NatureLit Japan(NLJ)との共催で「生物多様性の日イベント:繋ぐ2026″わたしの一歩”を見つけよう」を開催しました。会場の地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)とオンラインを繋ぎ、多様な主体が生物多様性のアクションを考える場となりました。

今回初めてイベント運営に携わったCONDメンバーの視点よりイベントの概要を踏まえつつ感想をお届けします。

プログラムの振り返り

イベント前半では、3つの異なる視点からの登壇者による発表が行われました。

行政の視点

環境省の吉田様より、30by30目標や「自然共生サイト」などの国内戦略の最新動向について解説いただきました。

専門家の視点

日本野鳥の会の葉山様より、絶滅危惧種サシバの保全と、地域を越えた連携の重要性が語られました。

ユースの視点

CONDの代表理事多計より、一般社団法人Change Our Next Decadeの団体紹介をしました。イベントやSNSでの情報発信、ユースの国際会議派遣や、海洋環境をテーマにした鰭脚類と共生を考える独自教材「カンキョウストーリー 私たちの選択」のワークショップの紹介を行いました。

専門性が交差したワークショップ

後半のワークショップは、NLJの矢動丸様による進行のもと、NLJオリジナルのワークシートを用いて進められました。ワークシートは以下5つの段階から構成されていました。

  1. 講座の振り返り
  2. 自分の現在地確認
  3. 昆明・モントリオール生物多様性枠組みを知る
  4. 自分のアイディアを他の参加者にシェア
  5. 明日実施することの宣言

今回のワークショップの特徴は、「昆明・モントリオール生物多様性枠組み」のターゲットから、自分が最も関心のある項目を一つ選び、その理由を一対一で発表し合うというプロセスです。

運営側として参加して驚いたのは、参加者の方々の層の厚さです。学生さんの姿もありましたが、それ以上にこの業界の第一線で活躍されている専門家や実務家の方々が多く出席されており、対話の端々にそれぞれの深いバックグラウンドがにじみ出ていました。参加者の皆さんが選ぶターゲットには明確にその方の専門分野や問題意識が反映されており、一対一の対話を通じて「なぜその項目を選んだのか」という物語を伺うことができたのは、運営の私自身にとっても非常に大きな学びとなりました。

運営スタッフとしての感想

私自身、大学で外来種の研究に携わっているため、ワークシートではターゲット4(絶滅危惧種のほぜにゃ野生生物の管理に関連)を選択しましたが、他の方々との交流を通じ、同じ生物多様性というテーマでも、視点が変わればこれほどまでにアプローチが多様になるのかと気付きました。

登壇者の吉田様の現場でのお話や葉山様かや伺ったサシバのお話も、研究室での活動とは異なる視点を与えてくれる興味深いものばかりでした。運営する側という枠を超えて、多様なプロフェッショナルの方々と共に学びを深められたことは、私にとって非常に貴重な機会となりました。

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