目的
- アンケート「干潟の保護にかかわる団体様への調査」の回答内容を深掘りし、より団体の活動実態や干潟の変化を理解すること
対象者
- 回答のあった10団体のうち8団体
インタビュー方法
- オンライン【ZOOM】(3団体)
- メール(4団体)
- 現地訪問(1団体)
日時
- オンライン
- 9月19日11:00~11:20 (DEXTE-K) インタビュアー 坂本
- 9月21日11:00~11:40 (ラムネットJ) 川辺・坂本
- 9月25日11:30~12:00 (三番瀬署名ネット) 川辺
- 現地訪問
- 9月27日10:00~11:30 (三番瀬フォーラム) 坂本 → 詳細はこちら
アポ取りの方法
- オンライン
- アンケート内でインタビューへのご協力をお願いした。オンラインの場合はアンケート内のスケジュールを元に後日、メールにて日程調整を行った。
- メール・現地訪問
- アンケート回答順にメールか現地かの希望を伺い、メールの場合は順次インタビューを開始した。現地はオンラインと同様にメールで日程調整を行った。
質問内容
- 質問内容は回答内容によって変わるが、基本的にアンケートへの回答内容を詳しく伺う形。それ以外の内容として、以下の質問を行った。
- インタビュアーの干潟を守る理由ときっかけ
- ほかの団体とのネットワーク(ほかの干潟の団体を含む)
インタビュー結果(概要)
- ほとんどの干潟においてラムサール条約湿地について言及しており、現在、干潟をラムサール条約湿地にすることを目指す団体もあった。すでにラムサール条約湿地になっているほかの干潟の団体と協力する動きもあり、団体同士のネットワーク(東京湾内に限らず)が大切であることがわかった。
- 自然観察会や調査など、活動を円滑に進めるためには特定の保護団体のみならず、行政や地域住民との交流が不可欠であることがわかった。特に開発の場合、開発側(主に行政)との長期的な交渉や地域での署名活動を通して働きかけを行ったことで干潟への影響を最小限に抑えた実績があることがわかった。
- 三番瀬、多摩川河口干潟において、密漁が横行していることが問題視されている。一部では漁業権を知らずに密漁していると考えられる。特に三番瀬では密漁が一要因でカキ礁が甚大な被害を受けている。このため密漁監視カメラを設置するなどをしているが、被害は増えているという。
インタビューを通して得られたもの
それぞれの団体から得たアンケートへの回答は詳細なものが少なかったため、インタビューを行い詳細な回答を得ることができた。そのため、インタビューは日程調整などの準備が大変ではあったものの、実施したことにより多くの情報を得ることができ、非常に有意義であった。今後も、重要な場面では直接話を聞くことで、インターネットなどで調べるよりも何倍も実態を知ることができると考えられる。
今後の課題
インタビューを通して、詳細な回答を得られたことはチームの活動にとって有意義なものであった。しかしその一方で、団体によっては現地に来てほしいという要望もあったが予定が合わないところもあった。百聞は一見に如かずということもあるように、実際に干潟を訪れることも忘れてはいけないと感じた。
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