イベント概要
- イベント名:第3回生物多様性オンラインカフェ【東京湾のいのちのゆりかご、干潟についてみんなで考えよう!】
- 参加者:Connextのメンバー、CONDメンバー、外部参加者4名
- 対象:以下の①②全てが当てはまる人
①関東在住のユース(15歳から30歳)
②生物多様性や環境問題に関心がある
- 日時:2020年9月27日(日) 20:00~22:00
- 使用ツール:Web会議アプリZOOM
生物多様性オンラインカフェの目的
- ユースによる生物多様性や環境問題に関する話題を共有する場を設けることによって、それらに関する若者の意見を共有し、相互に理解を深める。
- 環境活動をしているユースとこれから環境活動をしたいユースをつなげるカフェを基本として、環境に関する話題の相互理解にとどまらず、イベント外での参加者のつながりをつくり、ユースの気軽な環境コミュニティ創出の基盤をつくる。
募集方法
チームのSNS(Instagram, Twitter)・COND事務局のSNS/HP・各々のSNSアカウント・知人への勧誘・これまでの参加者へのメール・校外プログラム大全・SNSでユース団体へダイレクトメッセージ
※参加申し込みはGoogleフォームを使用 https://forms.gle/otEWb2KpMNpRQeRE7
当日の流れ
①開会あいさつ
チャット機能や挙手コマンド・イベント中のルールなどを説明(川辺・資料)
②主催団体COND生物多様性ユースアンバサダーについて(川辺・資料)
③本イベントの趣旨説明 (川辺・資料)
④参加者全体の自己紹介(主催者含む)(1人1分まで)
アイスブレイクも兼ね、川辺がランダムな質問を1つ用意し、参加者は名前と出身に加え、その1項目について答える。(あなたにとってのNo○○ No Lifeは?)
⑤撮影した盤洲干潟の案内動画を見せる。動画の途中で適宜クイズも出題した。(坂本・動画/Web資料)
⑥干潟が人間に与えている恵みについての説明をする。(平間・資料)
説明終了後、事前に申込フォームでのアンケートを元にブレイクアウトルームに分ける。
設問は以下の3つ。
⑴干潟に行ったことがある。→
⑵干潟に行ったことはないが、どんな場所が想像はできる
⑶干潟に行ったことがないし、どんな場所かもわからない
全体で9名だったため、参加者を2人ないし1人ずつ各ルームに分けた。
⑦ブレイクアウトルームに分かれ、各テーマでディスカッション
⑴モーリシャス諸島について議論 (今野+外部参加者2名)
・モーリシャス重油事故について
・今後、モーリシャスでどんなことが起こると考えられるか (観光業)
・日本は、学校によって湿地について学ばないところも多い
・船舶の塗装の環境への影響
・生物の特長の利用(新幹線、ヘリコプター)
・どうやって環境に興味を持つことができるか
⑵江戸前寿司を通して考える在来種と外来種と漁業資源(坂本・染谷・外部参加者1名)
冒頭5分程度をPPで説明。残りは坂本が用意した話題や参加者からの質問や感想など
・在来種と外来種のお寿司のどちらの海産物を食べたいか
・三番瀬の生き物とお寿司のネタの関係
・干潟にいる生き物について
・東京湾の干潟の種類
⑶漁師町浦安にディズニーリゾートができるまで (川辺・平間・外部参加者1名)
時間の半分をPPでの説明に使い、もう半分を主に参加者からの感想・質問や主催者側からの質問に割いた。
・もし自分が干潟を守る漁師側だったらどうしていたか
・干潟と開発のどちらを選ぶのが正しかったのか
・黒い水事件
・思い入れのある土地は、自分の一部であり、消えるのは精神的にも辛い
※45分経過後、メインミーティングに戻る
⑧参加者全員の感想シェアリング
〇今野のブレイクアウトルーム
・国際的な環境問題について知ることができた
・様々な人の立場で考えることができた
・一人で考えるよりも、いろんな人と考えることで価値観や考え方を知る機会になった
〇坂本のブレイクアウトルーム
・在来種と外来種についての知識が高められた
・在来種や外来種について考える機会になった
・密猟をどう規制していくか
〇川辺のブレイクアウトルーム
・近くに干潟があると思わなかった
・守る人がいないと、干潟は消えてしまうと思った
・干潟が消えたら、潮干狩りという文化が消えてしまうのは悲しい
・干潟はなくていいものだと思っていたが、干潟で働くがある人もいると知って驚いた
⑨閉会のあいさつ
フィードバックシートと交流グループのアナウンス
結果
- 前回参加者が0人だったが、今回は外部からの参加者が4人と増えた。その理由は、干潟という範囲の狭いテーマであることと、参加者の事前準備が必要なかったことが理由だと考えられる。
- 時間通りに進め、22時に終わらせることができた。
- 各ブレイクアウトルームでは、主催者側が質問や話題などしっかりと事前準備をしていたが、参加者自身が積極的に質問をしたり話に参加してくれたりしたおかげで、活発に交流ができた。
反省点と今後の課題
- フィードバックシートの回収率が低かった。また、イベント終了後のLINEグループへの参加者も少数であった。
- 途中から話題が干潟を中心とした物から逸れてしまったルームがあった。ブレイクアウトルームに分かれて一人で進行をしたことと、参加者の関心が必ずしも干潟のみにあったわけではないことが大きな原因であると考えられる。そのため、次回からは一つのブレイクアウトルームにつき2人で進行するか、ブレイクアウトルームなしで行っても良いかもしれないという意見が出た。
- イベントには「干潟について考える」という目的があったため、別の話が盛り上がっても、話の軌道修正は大事であると考えられる。参加者の学びに一貫性を持たせることで、参加者が今日何を学んだか、思い出すことも容易で、次の活動につながりやすい。
- 参加者から質問が出た時に挙手制だったため、質問に気づかずに進行してしまう場面が何度かあった。次回からはボタン制にした方がいいという意見がでた。
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