【概要】コロナ後の経済社会の再設計に関する意見交換会

概要

  • 催事名:「コロナ後の経済社会の再設計」に関する意見交換会
  • 日時:2020 年 6 月 25 日(木) 17 時 45 分~18 時 30 分
  • 主催:環境省
  • 会場:環境大臣室+オンライン
  • 参加団体:

Change Our Next Decade(COND)・Climate Youth Japan(CYJ)・Fridays For Future(FFF)・Japan Youth Platform for Sustainability(JYPS)・生物多様性わかものネットワーク

2020 年 6 月 25 日(木)に小泉環境大臣との意見交換会を行いました。「コロナ後の経済社会の再設計」について、環境問題に取り組むユース団体(5 団体)が参加し、COND からは、代表の矢動丸が参加をしました。COND の意見書としましては、「生物多様性にもしっかり配慮した」脱炭素・循環型社会への再設計が必要であることを申し上げました。

環境省公式 Twitter(@Kankyo_Jpn)より

プログラムと当日の流れ

意見交換会では、新型コロナウイルスの対応策として、代表者のみが直接小泉環境大臣に対して意見書の内容を口頭にてお伝えし、その他のメンバーはオンラインでの参加となりました。45 分間の意見交換会後にオンラインでの参加をしたメンバーと環境省職員とのフリートークがありました。
小泉環境大臣との意見交換では、コロナ後の経済社会における環境政策において、グリーンリカバリーに加えて地方分散型社会や生物多様性の問題をより重視されるべきである事などが議論されました。また、未来世代であるユースの声を聞き、政策に反映させるためのプロセスを確保してほしいとの主張もあり、今後もこのような意見交換会が定期的に開催されるべきであることが述べられました。
*COND の意見書はこちらよりご確認いただけます。(Dropbox が開きます)

●17:45~18:30 小泉環境大臣との意見交換会
全 5 団体のユースから自己紹介と 3 分程度の意見書説明を実施しました。小泉大臣は、若者世代からの意見を真摯に受け止め、それらを政策に反映させるという行動で示していくことに注力されておられるようで、「気候危機宣言」もその 1 つである、とご発言されました。
COND は自己紹介の際に「気候変動と比較して生物多様性は社会的な注目度が低い」ことを述べたところ、大臣も関心を抱いてくださっていました。意見書の内容については、「生物多様性にも配慮した脱炭素型・循環型社会の構築」について、国内外の報告書を根拠に説明をいたしました。小泉大臣は、生物多様性の重要性を再認識するとともに、主に五箇氏(国立環境研究所)との勉強会についてのご意見を述べられていました。
FFF の方が横須賀の火力発電所の件について言及したところ、小泉大臣から明確なご意見は伺えませんでしたが、環境省のみならず、他省庁とも意見交換を実施し、若者の思いや考えを示して欲しいとご発言されていました。


●18:30~19:00 環境省職員との意見交換会
小泉環境大臣との意見交換会後に、オンライン参加者と環境省職員の方との意見交換会も実施されました。この意見交換会では、時間が足りず小泉大臣との会合で発言ができなかったこと等について追加で意見交換会を行いました。「わかものが求めることが何か」についてぜひ意見が欲しい、と環境省職員の方がご発言され、連絡先の交換もいたしました。

まとめ

コロナ後の経済社会について気候危機から生物多様性、SDGs など様々な課題に取り組む 5 団体のユースから多様な意見が出ました。今回の意見交換会では、コロナ禍において、ユースが小泉環境大臣に直接に意見を伝えるという貴重な場となりました。しかし、意見交換会に参加したどの団体も発言していたように、今後も政策にユースの意見を反映させる場が必要であることが求められます。

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