概要
- 名称:国際生物多様性の日記念オンラインユースカンファレンス「海とこれからの10年~私たちの解決策~」
- 日時:2021年5月22日(土)19:00~21:00
- 主催:Change Our Next Decade (COND)
- 会場:Zoomを用いたオンライン開催
- 内容:2021年は「国連海洋科学の10年」という、海洋の持続可能な開発の達成に向けた様々なアプローチを進めるための10年間の始まりの年となります。島国であり海洋資源を多く活用する日本にとっても重要なものです。
そこで、私達ユースが、この「国連海洋科学の10年」の始まりの年に、海の生物多様性に関する現状や課題を整理し、どのようにこの10年を過ごしていくとよいか議論する場を設けるために本イベントを開催しました。
なお、本イベントで交わされた意見は、その後環境省等の関連省庁に意見書にまとめ、提出する予定です。
プログラムと当日の流れ
◆ユースからの事例紹介
イベントの前半では、参加者に海の生物多様性に関する現状を知ってもらうために、CONDメンバーの2名が話題提供を行いました。
まず、コミュニケーション専門委員会副委員長・佐々木春佳氏から「海洋資源管理~絶滅危惧種から考える持続可能な水産業~」というテーマで
- 漁獲量が減少している魚介類と減少の要因
- 絶滅危惧種に指定されている魚介類と指定の要因
について紹介しました。
次に、国際協働専門委員会副委員長・髙田健司氏から「気候変動によるサンゴ礁への影響~多様性あふれるサンゴの視点から~」というテーマで
- サンゴ礁の紹介と現状
- 気候変動とサンゴの生態との関わり
について紹介しました。
◆グループディスカッション
イベントの後半では、前半の事例紹介をふまえグループディスカッションを行いました。
グループディスカッションでは、話題提供で出された課題に対して、参加者がどう思うかといった感想を出し合い、海の生物多様性に関する理想の状態を共有した後、その理想状態を迎えるために、これからどのように現状を変えていきたいか議論しました。
今回のユースカンファレンスで出された意見は、CONDが取りまとめを行い、環境省等の関係省庁に意見書として提出するよう準備を進めています。
最後に
今回のオンラインユースカンファレンスでは、資源管理とサンゴ礁をテーマとして事例紹介やグループディスカッションを行いました。参加者からは環境教育や、海洋に大きな影響を与える気候変動対策の重要性について多くの意見が交わさました。CONDでは、これからも海の生物多様性に関する問題解決に取り組んでいきたいと思います。
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