アンケート名
干潟の保護にかかわる団体様への調査
目的
干潟の保護団体の活動実態やその成果など伺い、干潟の変化や活動の変遷についてまとめること。
対象者
東京湾の干潟の保護に関わる団体(回答有り16団体中10)
- 日本湿地ネットワーク(JAWAN)
- ラムサール・ネットワーク日本
- 三番瀬
- 浦安水辺の会
- 三番瀬フォーラム
- 三番瀬を守る署名ネット・三番瀬をラムサール条約に登録実現する会
- 三番瀬を守る会
- 行徳野鳥観察舎(千葉県行徳鳥獣保護区)
- 特定非営利活動法人 行徳野鳥観察舎友の会
- 多摩川河口干潟
- 自然保護協会・自然観察指導員東京連絡会(NACOT)
- 三枚洲(葛西海浜公園)
- 日本野鳥の会東京
- DEXTE-K
日時
9月2日~9月16日 (16日を締め切りとした)
アンケートの周知方法
チーム内で調べ、メールアドレスのわかった団体にメールにてアンケートへの回答依頼を行った。
質問項目
1.団体名
2.記入者の肩書
3.活動場所
4.活動頻度
5.活動内容
6.これまでの10年を中心に、人間活動や自然災害による干潟への悪影響について
7.これまでの10年を中心に、干潟への生態系への良い変化について
8.これまでの10年を中心に、団体の活動内容の変化について
9.周辺の経済活動や観光等が干潟に与えている影響について
10.地域住民との交流の有無とその方法
11.2030年までの干潟の理想像
12.若者に干潟について伝えたいこと
13.干潟の活動で何らかの成果や、それに伴う実感があるか
14.前述の質問への回答の詳細
15.インタビューに協力できるか
→インタビューについては別途報告書作成
アンケート結果(概要)
- 計16団体にアンケートを送付し、そのうちの10団体から回答を得た。うち1つは電話で回答を得た。
- 盤洲干潟に関しては、アンケートは得られなかったものの、インタビューにて日本湿地ネットワークから一部話を聞くことができた。
調査により得られたもの
- すべての団体が、活動に何らかの成果と実感があると回答した。
- 多くの団体は、干潟を守ることよりも、干潟が抱える何らかの問題に対処するために活動している。例えば、三番瀬は主に三番瀬の埋め立て問題、多摩川河口干潟は羽田連絡橋をきっかけに活動が開始している。そのため活動内容も経年変化し、自然観察会に比重を置く団体、調査に比重を置く団体、行政との交渉等に比重を置く団体など、様々な形で活動していることがわかった。
反省点
すべての干潟から最低1つは回答を得たかったが、アンケートを送付する団体そのものを探すことが不十分だったため、情報を全く得ることができない干潟がでてしまった。事前にラムネットJなどのネットワーク団体から情報を聞いておく必要があったかもしれない。
今後の課題
10年の振り返りの最も大事な、干潟そのものを知ることにもなるアンケートであったため、チームの活動を通しても重要だった。しかしインタビュー予定期間に合わせてアンケートづくりを行ったため、準備期間に余裕をもってアンケート調査をしていくべき。
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