インタビュー概要
- 実施日時:2020年9月23日(水)19時~20時30分
- 使用ツール:zoom
- 対象者(講師):中村さやかさん(鹿島市役所ラムサール推進室)
- 参加者:芝崎瑞穂・志摩那波・浅岡(事務局)
- 連絡手段:メール
- インタビューの目的:九州地方における干潟や湿地がこの10年間で、どのように保護・保全されているのかと、ラムサール条約に登録されたことで、どのような変化や 効果があったのかを調査するため。
調査結果
ラムサール条約に登録されたことで、県外から肥前鹿島干潟に興味・関心を持って訪 れる方が増加し、注目されたことによって、鹿島市の住民たちも干潟に誇りや関心を 持つことができるようになった。また、市役所が地元の小学生を対象に環境教育を積 極的に実施し、干潟と関わる活動を継続していることは、他の地域では見られない特 徴的な活動であり、その結果が肥前鹿島干潟の保全につながっている。
質問内容
- ラムサール条約に登録されたことで変化したこと
- どうして、有明海での漁獲量が減少してしまったのか
- 消えつつある伝統漁法を継承する取り組みはあるのか
- コロナウイルスによる活動の影響
- 今後どのようなことに力を入れて取り組みたいか
調査によって得られたこと
ラムサール条約のような、保全・保護の対象として地域が登録されることは、ただ単 に、そのサイトの自然環境を保つだけでなく、サイトの周辺で暮らす人の意識などに も影響することが分かった。奄美大島では現在、世界自然遺産登録に向けて活動が進 められているが、登録が決まることによって、國宗さんがインタビュの中で問題視し ていた、地域住民の環境への関心の薄まりなどが、解消される可能性があるのかもし れないと感じた。そのためには、鹿島市のような地道な環境教育の普及などを継続し て実施することが重要なのは間違いないだろう。
反省点
前回同様に特にな反省点はなく、スムーズに進めることが出来た。
今後の課題
鹿島市の事例をモデルに、他の地域でどのような活動が行われているのか、また取り入れられることはないかを調査する必要があると感じた。
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