環境整備ボランティアの紹介

このページでは東海三県で活動している環境整備ボランティア団体を紹介しています。
ボランティア団体内では構成年齢が高く、継続が問題になっています。若者のみなさんもボランティアに参加してみませんか。興味を持った方はボランティア団体のHPもご覧ください。

環境ボランティアサークル亀の子隊

活動内容

 愛知県渥美半島は3方を海に囲まれている。亀の子隊が活動する西の浜は三河湾・伊勢湾に面している。その海からは、多くのゴミが流れ着く。しかし、その上流に生活する人々はその海の現状を知らない。生活は海から離れ、子どもたちは海で遊ぶことがほとんどない。その海から多くの恵みをいただいていることを実感している子もほとんどいない。そこで、クリーンアップ活動と合わせてさまざまな体験的環境学習~海の環境を学ぶ会を通して、「海のよさ」「海の大切さ」を感じることにより、永く将来にわたって海を大切にしていくことを願い、「きれいな海を守る心を育て、きれいな海を守りたいという心を広げる」ことを目的として活動している。

・「西の浜はゴミ箱じゃない!」をテーマに西の浜をきれいにするためのゴミ拾い活動を行う。
西の浜クリーンアップ活動    毎月1回実施

・体験的環境学習「海の環境を学ぶ会」を年に数回行う。
①スナメリ観察会
②磯遊びの会
③親子安全スノーケリングの会
④タッチングプールの会
⑤海水からの塩づくりの会
⑥水族館見学会 
⑦干潟観察会 
⑧栽培漁業センター見学会

・西の浜を通して三河湾、伊勢湾の環境を考え、よりよくしていくための啓発活動を行う。

・エコツアー  渥美を学び、渥美を食べよう 
バスをチャーターし、ツアーを組んでクリーンアップと学ぶ会(タッチングプール・塩づくりの会)に参加する。 

若者へ向けてメッセージ

きれいな海を守るためには多くの人の心に「きれいな海を守りたい」という心が育たなければなりません。そこには、海の現状 よさ・悪さ を知ることが必要です。

是非、クリーンアップ活動や海の環境を学ぶ会に参加し、海の現状を知ってもらいたいと思います。

間伐こもれび

活動内容

 団体設立2016年、会員数46名。
 森林は、生物多様性の維持、水源の源、大気を浄化、天然のダム機能といった役割を持っています。森林は間伐・整備することで健全に成長し、CO2の吸収能力を高めます。SDGsの目標13(気候変動に具体的対策を)また、森林の持つ自然環境の保全や災害の防止などの公益的機能が向上し、森林土壌の流失を抑え、豊かな栄養素(窒素・リン・ケイ素・フルボ酸鉄)を河川の中流域・下流域・海へと供給し、河川・海の生物多様性を育みます。森林の整備保全活動は、SDGsの目標15(陸の豊かさを守ろう)、目標14(海の豊かさを守ろう)に直結する活動です。
 林業の衰退は全国的な課題です。愛知県の林業も木材などの林産物の価格低下により採算性が悪化すると、森林が荒廃します。森林の持つ公益的機能は減少し、河川の中流域・下流域・海の生態系に影響を及ぼし農業・漁業にも大きな打撃を与えています。森林が持つ本来の機能を維持するためには、継続的な森林の間伐・整備が必要不可欠です。

  年間約50 日間の森林(県有林・岡崎市額田地区私有林)の間伐整備活動を実施。年間を通して間伐体験者(参加費無料)の受入れを実施。
②「木育」を目的に、間伐材を原材料して「檜の積み木セット」を制作。地域の保育園(年間5園)へ『檜の積み木セット』寄贈活動を実施。
③森林の間伐整備活動の重要性の啓発と「木育」を目的に、地域イベントへ「積み木遊びブース」で出展。
④間伐作業の安全性の向上と省力化を目的に農機具を改造、間伐作業の機械化への取り組みを実施。
⑤市民活動の自立性・継続性・発展性を担保する収益アイテムの開発を目的とする、間伐材を原材料とする「間伐材アイテム」の開発活動。

◆受賞歴 : 
・林野庁 Forest Good2018「間伐・間伐材コンクール」
・間伐実践・環境教育部門
・「農業機械の改造による自作ロープウインチの開発」 
・特別賞 受賞
https://www.eco-online.org/forest-good/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8F%97%E8%B3%9E%E8%80%85-2018-1/
・厚生労働省 「第9回 健康寿命をのばそう!アワード!」 <生活習慣病予防分野>団体部門
 「森林の癒し効果を活用した新たな運動提供スタイルの可能性を探る実証実験事業」
 厚生労働省 健康局長 優良賞 受賞
 厚生労働省 プレスリリースHPはこちら!:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_15204.html

若者へ向けてメッセージ

森林フィールドでは、ストレス時に高まる交感神経の活動が抑えられ、「ストレスホルモン」と呼ばれる唾液中のコルチゾールの濃度が低下する効果があります。また、森林浴を行うと、緊張感や疲労感が緩和されて活気が増し、血圧や脈拍数が低下するなど、心理的にも身体的にも、リラックスした状態になることも確認されています。

日本の四季が体感できる森林の間伐整備活動へのご参加お待ちしております。

金華山サポーターズ

活動内容

金華山サポーターズは、様々な形で金華山に親しむ市民として、金華山の保全や今後の活用について『市民の手で出来ること』を企画・実施することを考えながら活動しています。活動内容は、①登山道の補修や、自然環境の保全など、金華山の保全・保護に関わる活動。②登山者や観光客に対して、マナーの啓発を促すための企画や、登山・散策マップの企画に関する活動。③自然観察会、環境学習会、児童・生徒の学習支援等を企画実施する学習活動。④ニュースレターなどを通じて会員への情報提供を行うとともに、他の活動団体や行政などとの連携を図る活動です。

若者へ向けてメッセージ

「山に登るのは久しぶり」「誰かが作業をしているなんて考えたこともなかった」「歩いている人に声をかけられて嬉しかった」私たちの活動を体験した人からよく聞く感想です。息を切らしながら道具を担いで山道を(少しだけ)歩いて、気持ちいい時間を過ごしてみませんか?

NPO法人祖父江のホタルを守る会

活動内容

全国の多くの人里から田んぼのホタル(ヘイケボタル)が消滅した中、稲沢市西部の祖父江町地区の田んぼ周辺にヘイケボタルが生息していた。その保存を願って、会設立後15年間、その生息調査をしてきたが、年々生息数も生息場所も減少し、特に2010年以降は激減していることが判った。また、調査記録と現場での観察から、生物が減少したり消滅したりする田んぼや水路とその周辺の環境要因も明らかになってきた。

そこで、さらなる調査を継続するとともに、環境保全型水田「実験田」を構築し、完全無農薬・化学肥料不使用の稲作を続けながら、生物多様性の復活とホタルの自然定着をめざす実験を進めてきた。その結果、めざましい多様な生き物の復活が観察されている。そこで、田んぼ周辺の生き物のようすの観察会やホタル観察会、稲作体験を含む体験型自然観察会等を進めている。そして、除草剤等の農薬使用は便利であるという風潮の下、広く親子・市民対象に体験的活動を通して、豊かな自然環境の意味や生物多様性の重要性に関する啓発を進めている。さらには、本来の「農」のあり方や、自然環境保全と農業の生業についても考え、衰退が進む農業地域の活性化と豊かな自然環境再生を活かしたまちづくりの提案もしている。

若者へ向けてメッセージ

人間は本来、自然(環境)の中で、微生物を初めとする多くの種類・数多くの生きものと共存しながら生きている生きものの一種です。
古来、自然を活かし自然と共に暮らし知恵を積み上げ文化を繋いできたわれわれ人間が、社会構造の変化・生活様式の変化により、文明は高めてきたものの、個々の人間力・知恵は失いかけていると言わざるをえません。

また、このコロナ禍のもとで、新しい生活様式を構築せねばなりませんが、その要点として自然と共に生きること・自然環境を学び活かし、我が国の第一次産業のありかたをかんがえることではないかと思うのです。
まずは、フィールとに出て、先駆者と共に自然と楽しくふれあうことから始めませんか? きっと多くの学びがあると思います。先人が身に付けてきた知恵を若い人たちが今の文明と結びつけてくれたら、きっとまた新たな素晴らしい社会が創造されると思います。

NPO法人 なごや東山の森づくりの会

活動内容

「なごや東山の森」は、名古屋市の東部丘陵にある東山動植物園で知られる東山公園と多くの墓所が集まる平和公園を合わせた約400haの南北に樹林が大きく連なる森です。

 市街地に残された”都市の森”を市民共有の貴重な財産として市民・企業・行政の協働により守り育て、次世代に受け継いでいこうと東山の森を愛する仲間たちによって「なごや東山の森づくり基本構想」に基づいて楽しみながら森づくり活動を行なっています。

若者へ向けてメッセージ

「生き物が好き」「面白そう」「学びのために」等々、活動参加への切っ掛けは、なんでも大丈夫
です!そして、新たな物事への切っ掛けに繋がれば幸いです。

みたけ・500万人の木曽川水トラスト

活動内容

木曽川流域の市民が拠出した資金で御嵩町の山林を買い取り、「水源の森・みたけ」と名付けました。そしてその中に散策路を整備し、間伐材を用いた小屋を建設しました。現在は周辺のヒノキ林で間伐、枝打ちなどの山仕事を行っています。御嵩町内には、手入れが十分なされていない人工林がたくさんあります。美しく整備された森林を少しでも増やしたいと、毎月作業をしています。

若者へ向けてメッセージ

自然の中で体を動かしながら、御嵩の町について、木曽川について、さらには、林業や農業の未来について、その他私たちが生きているこの世界の様々な問題について、考え語り合いましょう。