概要
7月の中旬に、なごや東山の森づくりの会を訪問し、実際の森の様子や、整備の状況などを案内してもらった。またボランティアの年齢構成や、ボランティアを続ける上で大変な点を伺った。
目的
環境整備ボランティアの実際の現状を知ることを目的とした。
対象者
NPO法人なごや東山の森づくりの会
滝川正子様、中島稜太様 計2名
日時
2020年7月18日 午前10時より2時間程
場所
愛知県名古屋市 東山公園、里山の家
インタビュー依頼方法
メールにて、東山の森づくりの会の中島さん経由で依頼
フィールド見学
東山の森の、へいわの森とくらしの森を見学した。定期的に活動している畑や、手入れしている森などの様子を見学した。他に、里山の家ではクラフトづくりをしたり、森に住む生き物についての展示などがあった。
伺った内容で印象に残ったもの
- 東山の森は、オリンピックスタジアムの建設候補地となったが反対したことで残された。人によって、経済をとるのか自然をとるのかという意見が分かれるが、東山の森は自然が選ばれる結果となった。
- 活動に対して苦情を入れる市民も一定数いて、その人たちに理解をしてもらえるように工夫している。(例として、炭焼きに対して苦情が入ったときに、実際に数値測定を行い問題がないと言うことを証明したが、結果的に炭焼きは行わなくなった。)
- 木を切るなどの楽しい活動だと人が集まるが、そうではない活動への参加がこれからの課題である。
- 若者が環境のためにはたらいて生きる社会の構築が難しい
インタビューから学んだこと
活動の内容によって興味を持たれられないものがあるなど、継続して活動を続ける難しさを知った。新型コロナウイルスの影響は野外の活動なのでそれほど見られなかったところは、実際に外で行うボランティアの活動の強みだと感じた。市民からの理解や、団体内での意見のまとめなど、多くの工夫が運営に必要なことが分かった。
反省点
実際に活動に参加してボランティアを体験することができなかった。見学してから質問という形で、質問の用意が不十分だった部分があった。
今後の課題
若い人が積極的に参加できるにはどうすれば良いか、そのきっかけ作りを考える。また、実際にボランティアを経験し、それを発信する。
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