いでんしげんのりようからしょうじたりえきのこうせいでこうへいなはいぶん
遺伝資源の利用から生じた利益の公正で衡平な配分
Access to genetic resources and Benefit Sharing
ABS
生物多様性条約の第3の目的。2014年にABSの実効性を高めるために国境を越えた遺伝資源の取得と利用に対する遵守を確保する「名古屋議定書」が発効した。日本では名古屋議定書を締結するために国内措置(義務と任意を含んだ告示)を講じた。その主な内容は①利用者の遵守状況をモニタリングする「チェックポイント」を環境省に設置②提供国に自ら直接出向いて遺伝資源を取得し、日本に持ち帰ってきた人・企業の報告を義務化、③不遵守問題が起きた場合は提供国と協力して対処。