かんきょうせいぎ

環境正義

Environmental Justice

1980年代のアメリカで、貧困層や黒人系などの少数派が住む地域が、環境公害による健康被害を受けやすい状況「環境レイシズム」に対抗する社会運動のなかで生まれた言葉で、肌の色や出身国、所得の多さにかかわらず、誰もが公正で、安全な環境で暮らせるように提言すること。裕福な生活を送る人たちは、質のよい環境の中で生活することができるが、少数派や貧困層など社会的弱者は、環境破壊の被害者となりやすい。例として、プランテーション労働者の農薬被害、途上国の貧困と環境破壊の悪循環など。