らむさーるじょうやく(とくにみずどりのせいそくちとしてこくさいてきにじゅうようなしっちにかんするじょうやく)
ラムサール条約(正式名称:「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」)
Ramsar convention
1971年2月2日にイランのラムサールで開催された国際会議で採択された、湿地に関する条約。条約の目的である湿地の「保全・再生」と「ワイズユース(賢明な利用)」さらにこれらを促進する「交流、学習(CEPA)」のこれら3つが条約の基盤となる考え方となっている。この条約では、国際的に重要な湿地およびそこに生息・生育する動植物の保全促進のため、各締約国がその領域内にある国際的に重要な湿地を1ヶ所以上指定し、湿地の保全および賢明な利用促進のために各締約国がとるべき措置等について規定しており、日本では北海道の釧路湿原をはじめ2021年12月の時点で53箇所が登録されている。